
Switch2が1万円値上げ。
Nintendo Switch Onlineも7月から値上げ。
マリオ・ゼルダ・どうぶつの森を作ったレジェンドクリエイターの退任。
ニュースだけ見ると「任天堂、大丈夫?」って思いますよね。
でも私は不思議と「任天堂なら大丈夫」「応援したい」という気持ちになっていました。
なぜ値上げが続いても任天堂を応援したくなるのか。長年任天堂ゲームを遊んできたゲーマーとして、その理由を考えてみました。
今の任天堂、実際どうなの?
2026年5月8日、任天堂は決算発表と同時にいくつかの大きな発表をしました。
Switch2が1万円値上げ
日本国内では5月25日から49,980円→59,980円に。メモリを中心とする部材価格の高騰と関税の影響で、原価への影響が約1,000億円にのぼるとのこと。海外でも9月1日から値上げ予定です。
マリオ・ゼルダ・どうぶつの森を手がけたクリエイターが退任
マリオ、ゼルダの伝説、どうぶつの森シリーズを手がけてきた手塚卓志氏が、6月26日付で執行役員を退任することが発表されました。1984年の入社から42年間、任天堂を支えてきた人物です。
故・岩田聡元社長から宮本茂氏と並んで「黄金のトライアングル」と称された存在。ゲーマーとして「え、あの人が!」とざわついた方も多いのではないでしょうか。
なお退任後の去就については現時点では明らかになっていません。宮本茂さんのように何らかの形で関わり続ける可能性もあります。
業績予想は保守的、でも…
今期の営業利益計画は専門家の予想を下回り「厳しい」という声も出ています。ただ前期はSwitch2が約1,986万台を販売し、売上高が前期比約2倍という記録的な数字でもありました。
数字だけ見ると不安になるかもしれません。でも実際の現場では何が起きているか。次を見てください。
なぜ値上げしても任天堂を応援したくなるのか
値上げのニュースを聞いたとき、「高くなるな」と思いながらも、なぜか怒りより「まあ仕方ないか」「任天堂なら信じる」という気持ちが先に来ました。
これって実は、任天堂が長年積み上げてきたものがあるからだと思うんです。
具体的なエピソードをいくつかお話しします。
任天堂が信頼される理由① 危機のときに本音が出る
2024年1月、任天堂が主催する「Nintendo Live 2024 TOKYO」で、スプラトゥーン3のライブとゼルダのオーケストラコンサートが予定されていました。
ところが開催直前、社員や観客への執拗な脅迫行為が発覚。任天堂はお客様の安全を守るためにイベントの中止を決断しました。
楽しみにしていたファンへの影響は計り知れません。このニュースを知り、私も娘もとてもがっかりしたものです。
でも任天堂はここで終わりませんでした。
事前収録した映像を無料でオンライン公開したんです。
会場に来られなかった人も、遠くに住んでいる人も、みんなが無料でその感動を受け取れるように。
私はこの配信で、娘と一緒にゼルダのオーケストラコンサートを見ました。
スプラもゼルダも大好きな娘の目がキラキラしていた瞬間、今でも忘れられません。
企業だから利益を出すことを第一優先に考えるのが当たり前…という言葉、よく聞きますよね。でも、任天堂は違った。お金のことだけを考えていたら、ああいう判断はできないと思います。
任天堂が信頼される理由② 自分たちにしかできないことで応える
能登半島地震のとき、任天堂がやったこと。
義援金の寄付と同時に、被災した任天堂製品を無料で修理するから送ってくださいと発表したんです。
お金だけじゃなく、自分たちの技術と力で被災した子どもたちのゲームを直す。
誰かに見せるためじゃなく、静かにやった。
これが任天堂という会社の本質だと思います。
任天堂が信頼される理由③ 関わるすべての人を守ろうとする
2026年4月に発売された「トモダチコレクション わくわく生活」で、任天堂はちょっと異例の発表をしました。
このゲームはMiiと呼ばれる似顔絵キャラクターを作って島で生活させるゲームで、友達や家族、好きな芸能人に似せて作れるのが魅力のひとつ。でも自由度が高いがゆえに、似せて作ったMiiが予想外の行動をして、それがSNSに拡散されると…本人が傷ついてしまう可能性があります。
そこで任天堂はゲーム内からSNSへの直接投稿機能を制限するという判断をしました。
理由として任天堂はこう説明しています。「任天堂は、関わるすべての方を笑顔にすることを目指しています。」
遊ぶプレイヤーだけじゃなく、ゲームの中に登場するかもしれない「知らない誰か」のことまで考えた判断。
この発表に対してXでは批判より「任天堂らしい判断」「ゲームを知らない人への配慮まで考えてくれた」という理解・共感の声が多く集まりました。
値上げしても応援したくなる、その理由がわかった気がします
Switch2の値上げに対して、Xでは批判より「仕方ない」「このスペックで安かった」「任天堂なら信じる」という声が目立ちました。
これって当たり前のことじゃないと思います。
危機のときに無料で届けてくれた。被災した子どものゲームを直してくれた。ファンに誠実に向き合い続けてくれた。
そういう積み重ねが「多少の値上げなら応援したい」という気持ちにつながっているんじゃないかな、と。
手塚卓志さんが退任しても、その精神は任天堂という会社全体に受け継がれていると思っています。特定の誰かに依存するのではなく、会社そのものにファンへの向き合い方が染み込んでいる。だからこそ何十年も愛され続けているんじゃないかな、と。
だから今後もどうぶつの森の新作が出るだろうし、ゼルダの新作が出るだろうし、また娘と一緒に感動できる日が来ると信じています。
みなさんはSwitch2の値上げ、どう感じましたか?
最後まで読んでくれてありがとうございました!

